最近ではインスタグラムなどで「筋トレ女子」が流行しています。
ダイエットやボディーメイクに興味を持つ女性は多くいると思います。
筋トレをして体が大きくなったり、ゴツくなったり太ったりするのでないか?
疑問を持っている方は多くいると思います。
健康的に引き締まった体を目標にしているのにゴツくなってしまったら筋トレを始めようか悩むと思います。
女性は男性に比べて皮下脂肪の厚みがあり、もともと筋肉量が少ないため、筋肉が付きにくい傾向があります。
女性が男性やボディービルダーのような筋肉をつけるには、かなりのストイックなトレーニングと徹底的な食事管理が必要となります。
太ったと感じる原因
女性の場合、筋トレでゴツくはなりにくですが、ゴツくなった気がする、太ったと感じる方もいると思います。
その原因をお話させて頂きます。
脂肪より筋肉の方が重い
脂肪と比べると筋肉のほうが20%ほど密度が大きいと言われています。
密度が大きいものほど重い傾向にあり、筋肉量が増えると体重が増加します。
体重が増えるなら筋肉をつけないほうが良いのではないかと思う方もいると思いますが
筋肉をつけたほうが体が引き締まって見えます。
なぜかと言うと、、、
脂肪と筋肉を同じ重さで考えると筋肉のほうが体積が小さいからです。
ですので体重を意識しすぎるのではなく体の変化を1番意識してみてください。
食事量が増えている
筋トレを始めると「運動している」という安心感や空腹感から食事量が増えてしまいやすくなります。
ダイエットのために筋トレを始めたのに、カロリーオーバーな食事を続けると体脂肪が増えて体がゴツくなります。
ダイエットの基本は「消費カロリーよりも摂取カロリーを低くする」ことなので、食べすぎないように食事管理を意識しましょう。
また、近年糖質制限ダイエットや食べないダイエットをする方もいらっしゃいますが、
筋トレは筋肉の細胞を破壊し食事で筋肉を修復し、大きく強い筋肉を作られていきます。
ですので食事を抜くと筋肉は育たなかったり、場合によっては筋肉量も落ちてしまいます。
PFCバランスの整った食事を3食、意識しカロリーオーバーにならないようにしましょう。
女性がゴツくならない理由
女性は男性に比べて筋肉量が少ない
女性と男性では骨格やホルモンなどに違いがあります。
日本体育大学のバズーカ岡田先生によると、
女性の筋肉量は男性の筋肉量の上半身は約50%、下半身は約70%
と言われています。
全体の筋肉量が少ない分、男性よりも女性のほうが筋肉がつきにくいです。
筋トレは継続することが重要なので、筋肉がなかなかつかないからといって、筋トレをやめてしまわないように。
また、見た目があまり変わらなくても、持続して行っているとだんだんと変化に気づくはずです。
筋肉が思うようにつかないと感じたら、筋トレのフォームや回数の見直し、必要な栄養素が摂れているかを確認するようにしましょう。
テストステロン値が低い
筋肥大(筋肉を大きくすること)には「テストステロン」というホルモンが大切になります。
テストステロンは男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモンです。
男性と比べると女性がテストステロンを分泌する量は約10分の1と言われています。
そのため、女性は筋肉を発達させにくいと言われています。
女性は筋トレをしても筋肉量やホルモンの関係で体がゴツくなりにくいです。
ストイックなトレーニングや食生活をしない限りは、筋トレをしても体を引き締めるレベルの筋肉になります。
筋トレをするメリット
ここまで女性は筋肉が付きにくい部分でしたが、筋トレにも沢山のメリットがあります。
一部を紹介します。
スタイルが良くなる
筋肉をつけると基礎代謝量が上がり、太りにくく痩せやすい体質になります。
また、身体が引き締まり、メリハリのあるスタイルへの変化が期待できます。
さらに運動により体全体の血行が促されると、顔や足などのむくみもなくなりすっきりとした印象にもなります。
また、背筋群や腹筋群などが鍛えられることで、姿勢が良くなるのも大きなポイントです。
メンタルが安定する
筋トレを行うと、ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンが分泌され、モチベーションアップ、ポジティブ思考、精神の安定などが期待できます。
うつ病や不安症状を改善するのに大きな効果があることが示されています。
また、筋トレで体が変わったという成功体験が得られるため自分に自信を持てるようになります。
まとめ
筋肉量が増えても体脂肪が減っていかなけば引き締まった体にはなりません。
筋肉量が増え体脂肪も増えてしまうと体はゴツくなってしまうのでしっかり食事管理を徹底しましょう。
筋トレは継続すれば必ず体に変化が出ます。
女性の場合、女性周期もありますので、
無理し過ぎず運動と食事管理を頑張って継続していきましょう。