妊娠中は筋トレしていいの?
妊娠中に運動してもいい?
妊娠中に運動することで、幸せホルモンことエンドルフィンを増やし、眠りをよくします。
さらに骨盤底の痛みを和らげ、骨盤底筋を鍛えることができます。
ただ、自身の運動限度をきちんと知っておくことが重要で、無理な運動は避けましょう。
ほとんどのトレーニングは妊娠中でも安全なレベルに調整できるようになっているが、“無理をしているサインはいくつかあります。
The Bump Planの創業者ホリー・グラントは
「体幹への負荷が子宮にもかかってしまう場合は運動の強度を下げる必要があります。また、尿・便漏れが起きてしまったら、やりすぎというサイン」
と説明しています。
妊娠中の運動がもたらすメリット
妊娠中に行なう適切な運動は、妊婦さんに大きなメリットがあるといえます。
妊娠期間はホルモンバランスの影響で心と身体がとても不安定となり、メンタルの不調では「気分が落ち込む」「出産に対して不安や恐怖を感じる」などが多く、身体的な不調では「不眠」「動悸」「便秘」など、さまざまな不調があらわれます。
妊娠中の運動は筋力低下を防ぐことや体重管理のほかに、妊娠期間に落ち込みがちな気分を解消するなど妊婦さんには多くのメリットがあります。
また、運動により血流が上がることで胎児へ多くの酸素を供給するため、母体だけでなくお腹の赤ちゃんの健康にも効果があるといえるでしょう。
妊婦の運動不足にどんな影響がある?
妊婦さんの運動不足には、さまざまなデメリットが挙げられます。
妊娠以前から肥満傾向であった場合、妊娠中の運動不足により体重管理ができず、糖尿病や妊娠高血圧症候群を引き起こすことも少なくありません。
一方、妊娠以前は適正体重、もしくは痩せ型であった方も妊娠により運動を控え、著しく体重が増加してしまう妊婦さんもいらっしゃいます。
また、妊娠中は胎児の重さにより、骨盤底筋(こつばんていきん)に負荷がかかります。
骨盤底筋とは骨盤の底部を覆う筋肉のことです。
大腸や子宮、膀胱が下がらないようにハンモックの役割を持つほか、尿道・膣・肛門など排泄をコントロールする筋肉群となります。
骨盤底筋を鍛えることで、妊娠時または出産後の尿漏れなども防ぐとされています。
骨盤底筋を鍛えるためには、膣と肛門をギュッと上に引き上げ収縮と弛緩を数回繰り返すのみです。
イスに腰をかけた座位もしくは立位など、自身がらくな状態で行ないましょう。
その他には流産を恐れるあまり身体を動かさず自宅に閉じこもり、妊娠中の不安定なメンタルがより悪化してしまうケースも多くみられます。
妊娠中の適度な運動は出産後の体力にも大きな影響を与えます。
妊娠前より適度な運動を習慣とし、妊娠初期から妊娠後期まで体調を考慮した軽い運動を続けることが、母体と赤ちゃんの健康に必要といえるでしょう。
運動不足が招く妊婦の健康への悪影響
・糖尿病
・妊娠高血圧症候群
・心肺機能低下
・筋力低下
・血行不良
・肩こり
・腰痛
・メンタルの不調
・出産後の体力低下
などかなり多くの病が挙げられます。
まとめ
まずはお医者さんと相談していただくことを前提として、可能であればご自身の体調を見ながら運動することはメリットが多いです。
ご本人の健康はもちろんのこと赤ちゃんへの栄養の吸収を考えても適度の運動は入れた方がオスススメです。
無理をしない程度に運動も食事も気をつけていきましょう!